「やって当たり前」になっていませんか? 家事分担のお話
どれも誰かがやってくれているからこそ維持されているのであって、その時間と労力と(家庭を支え守ろうとする)心の上に成り立っているもので「当たり前」ではないのだと思います。
職場や友人といった他人との関係では、相手がしてくれたことに「ありがとう」と感謝の気持ちを表現できる人も、家庭では、遠慮がないだけに「やって当たり前」という思いになって、知らないうちにお互いの不満やすれ違いを生んでいます。
近年共働き夫婦が多くなったためか、最近では、ベビーカーを押してお散歩したり、子どもたちを連れてお買い物をするお父さんの姿をよく見かけるようになりました。昔は、母親任せだった子育てに、父親も積極的に参加するようになったことは、子どもたちにとっても良い時代の流れかな~と思っていたのですが・・・?
目にする微笑ましい状況とは裏腹に、増加する離婚率・・・
そして、そのことを裏付けるかのような相談も・・・
家庭内の分担がうまく回っていればいいのですが、どちらかが我慢することで何とか成り立っているものでは関係性は次第にギクシャクし、容易に悪化していきます。
時折このような相談があるのです。(よくある不満例として)
連日遅くまでの勤務に疲れているのに、休日になると、当たり前のように、いつも朝早くから子どもたちのお世話係となり、片方は友人と遊びやショッピングに出かけたり、家にいても、私は疲れているんだからとスマホやテレビを見てるばかりで、子どもの世話もせず自分の時間を楽しみ、こちらが疲れていても知らん顔。
自分はこんなにも思いやりのない自分勝手な人と結婚したのかと悲しくなり、怒りも湧いてくるとのこと。我慢せずに早いうちに、もっと話し合えばよかったと後悔されていました。
この例は、あまりにも分担のバランスが悪いのですが、他にも、話し合って上手く分担していたはずなのに、自分だけが負担が多いようでイライラするなどと不満を感じている方は少なくないようです。
心当たりのある方はいませんか?
共働き家庭であれ、子育て中の専業主婦家庭であれ、平日は二人とも「日々のやらなければいけないこと」をこなしていくことで疲れているのだから、お互いにリフレッシュする時間を交代しながら作るのは必要なことだと思います。
でも、ここで問題なのは、分担のバランスの悪さだけではなく、「当たり前のように」と「いつも」なのです。片方が(優しすぎるのか?)我慢して何も言わないタイプだと、普段からの「当たり前」が助長されていく雰囲気に、しだいに不満が蓄積され関係が悪化していきます。
夫にしても、妻にしても、仕事や子育てなどで、お互いに相手には分からない大変さ、ツラさを日頃から抱えていたりするものです。
まずは、自分のことばかり考えずに相手のことにも気付いてあげたいものです。
「私は仕事しているから疲れているんだ!」「私は一日中子育てで大変なのよ!」と、お互いに当然のように自己主張ばかりせず、相手のことも考えて接することを心掛けると、「ありがとう」「大変だったね」「お疲れ様」というような労(ねぎら)いや感謝の言葉を伝え合えるようになり、相手の疲れも和らぎ、いつの間にか家庭の中が温かい雰囲気となっていくことでしょう。
どうやら、上手くいかない原因は、作業量の問題というより、「やって当たり前」という気持ちがお互いの不満を生み、気持ちのすれ違いにつながっていくようです。さあ、今日から始めてみませんか?
相手の心を温める一言を。
これまでの態度次第では「えっつ!急にどうした? 何かあったのか?」と、かなり驚かれても気にせずに(笑)
相手のことを思いやり気遣う気持ちで接すると、相手の態度も変わり、家庭の中だけでなく、他人との交流も和やかなものとなります。人間関係がなぜかギクシャクしてしまうとお悩みの方・・・まずは小さな一歩から。
2026年01月28日 12:10
